1)消耗品の交換
1. カートリッジ
ハンドピースにバーの振れ、振動、音、温度(発熱)等の異常を感じた場合は、カートリッジを新しいものに交換する。交換後は、ヘッド内部を注油洗浄する。
2. Oリング
ジョイント部から水、エアー漏れ、又は排気に水が混じる等の症状が出た場合、また、Oリングが損傷、摩耗した場合は、Oリングを新しいものに交換する。
3.逆止弁
ハンドピースを停止しても水が漏れる場合は、逆止弁を新しいものに交換する。
2)消耗品の交換に関する注意
カートリッジを取り外した後は、ヘッド内部からOリングが取り除かれていることを必ず確認すること。
カートリッジを取り外す際、ハンドピースの使用状況によりカートリッジの部品の一部がヘッドキャップ内に固着していることがあるため、ピンセットなどで固着した部品を取り除くこと。
カートリッジを分解し、修理しないこと。[分解した場合、音や振動が大きくなり、部品が脱落するおそれ]
カートリッジを交換する際、製造販売業者が指定する純正カートリッジを使用し、指定以外のものを使用しないこと。
ヘッドキャップのネジを締め付ける際、最初からヘッドキャップレンチで締め付けないこと。軽く手で締めてから、ヘッドキャップレンチで締め付けること。
- Oリングを取り付ける際は、取り付け位置を間違えないように注意すること。
- Oリングをカップリング軸の溝に入れ込む際、Oリングを過度な力で伸ばしたり、針などを使用しないこと。
- テーパーリングは確実に締め込むこと。[締め付けが弱い場合、水、エアー漏れ、また、カップリングからハンドピースが取り外せなくなるなどのおそれ]
3)業者による保守点検事項
専用品である治具・測定器を使用した点検調整(1年に1回)